琵琶湖に映るは流星群 対滋賀レイクスターズGame1プレビュー
滋賀と言えばあなたは何の食べ物を思い浮かべますか?
僕は鯖そうめんです。
甘辛く煮た鯖とそうめんをオカズにご飯を食べるというエンドレス炭水化物みたいな料理で、甘いは美味いという価値観にあまり賛同していない僕としてはなかなかの地獄・・
いきなり滋賀をディスるな?はいはい反省してまーす。
B1リーグも全体の3分の1弱を消化し、各チームの色がはっきり見えてきましたね。
逆に言うと、ここまで来ても強みがなんだか分からないチームは戦績的にも苦労してる気がします。
あそことあそこですね。
大阪エヴェッサが所属する西地区で言えば、
→強力なインサイド陣を擁し速攻が強い走るチーム
→スタッツで良いところがそんなに無いのに勝ってるチーム・・佐々さんの采配がいいのかな・・
名古屋Dドルフィンズ
→スリー多投の去年のスタイルを継続と思いきやシューター陣の調子が上がらず守備で頑張るチームに
→マブンガサイモンの地区最強デュオを中心とし、ファールドローンが多い攻撃偏重チーム
→スタッツは全く良くないけど徹底したチームディフェンスで粘り強く接戦を取るチーム
西地区で言うと名古屋と琉球がよく分かんないんですよね・・その割に勝ってるけど。島根も良いところを探すのが難しいスタッツなのに6つも勝ってるという印象が。これはおそらく勝つとき接戦で負ける時はボロボロに負けてるせいだと思いますが。
閑話休題。
今節の対戦相手、滋賀レイクスターズは
スリーを多投するB1で1番のシューティングチームです。
1試合あたり29.4本の試投はリーグトップ。
エヴェッサと比較すると8本ほど多い計算になります。
狩野、高橋、佐藤、齋藤、エアーズ、ブラッキンズの6人が40パー近辺のスリー成功率を誇るため、とにかくスリーのケアをすることが求められる試合となるでしょう。
全てを止めるのはおそらく不可能なため、特にスリー成功でチーム全体が乗ってしまうエース狩野になるべくボールを持たせないなど止めるところを絞る工夫が必要になってくるのかなと思います。
あとは、上記の6人以外はスリーの確率が落ちるかまたは打てないため、スリー打てる選手に早い段階でファールを積ませたいところ。
大阪は怪我人を抱えており、また、水曜ゲームということでハレルソンやリチャードよりは力の落ちるオマラを起用すると思われ、そういう意味でもかなりチャレンジングな試合になると予想してます。乗り越えて欲しい。
余談
名古屋戦のプレビューレビューサボったのはよく分かんなかったから・・
波に乗った時は強いみたいな記事書くのバカみたいでしょ?( ̄∇ ̄*)ゞ
余談2
京都もサボったのはハンナリーズに関してはスタッツどうこうで勝ったり負けたりするチームじゃないから・・とか思ってたらスタッツ通りリバウンドの差で勝つというね・・†┏┛墓┗┓†
あなたは千葉ジェッツが嫌いですか?
僕は嫌いな食べ物ってあんまりなくって、大体のものは食べられるんですね。
ただ蒸してあるキャベツの匂いがどうにも苦手で、お好み焼きみたいにソースがかかってるとか、ロールキャベツのように別の香りになっていれば食べられるんですけどねー。
僕は子供の頃野菜が極端に苦手で、給食でもかなり苦労をした思い出があって。
今は大体平気なんだけど、大丈夫になった理由は大人になって慣れたのと、味覚が鈍ったのもあるんでしょうけど、
品種改良で野菜のえぐみというか好まれない味がしない、以前より食べやすいものになっているということもあると聞きます。一つの適者生存ってやつですね。
と、微妙なラインなところの話で説明が長くなるから普段は特に嫌いなものはないよと答えているわけです。
こっちが聞いてもないのに書いてるだろって?はっはっは。
Bリーグ界の嫌われチームといえばおそらく多くの人が千葉ジェッツを挙げると思います。
千葉ジェッツの検索サジェストに千葉ジェッツ 嫌い とかが出てくるくらいなのでね・・
ここで、これを読んでるあなたに聞きたい。
千葉ジェッツは嫌いですか?
もしそうだとしたらそれは何故ですか?
その嫌いは本当にあなた自身の「嫌い」ですか?
要するに、Bリーグ界隈にふわっと存在している千葉ジェッツは悪で叩いていいものだ、という空気に毒されてませんか?ということを問うているのです。
例えば、乱暴な選手がいる、ということを言う理由を言う人がいると思うんです。
あえて名前を挙げてしまいますがマイケルパーカー選手やギャビンエドワーズ選手は僕から見ても荒いプレイや振る舞いが比較的多いように感じます。
ただ、インサイドの選手はそれだけコンタクトが多いわけで、ジェッツのほかの選手がどうか、ということになると至って普通ではないかと思うんです。
仮にパーカーやエドワーズが意図的に乱暴にしているのだとすれば、指導者である大野HC及び千葉ジェッツ球団を非難すべきだ、というのはそうでしょうね。
一つ一つの事例をあげつらっていくとキリがないので1例だけにしますが、非難されるべきこととその他をごちゃ混ぜにすると物事の本質が見えなくなるのでは無いかということを言いたいのです。
千葉ジェッツの選手全員が荒っぽいですか?
僕はそうは思わないですね。
何かをやたらに批判するのは時に醜く見えるものだと思うんですね。自戒を込めてですが。
例えばパーカー選手が危険なファールをした時に、その行為を検証するのではなく、また千葉ジェッツか千葉ジェッツ死ねみたいな本質的でない批判をするとか。
Twitterだと多くの人がやってるのが目につきますけど、バスケットLIVEの動画を違法にアップして特定の何かを批判するなんてのはもう愚の骨頂でありまして。
もし千葉ジェッツがすごく悪いチームで批判されるべき様なことをしているのだとしても、なるべく正しく批判したいと思うんですよね。
個人的には当時の社長がTwitterで未発表のレギュレーションを漏洩して、みんなとっくに知ってたと思ってた☆とかとんでもないことを言い出したとか、そういうのはもう言語道断で10年くらいは語り継ぎたい気持ちです(笑顔)。
今後の千葉ジェッツがどういう方向に進むか、クセが強くて一部だけに愛されるチームになるのか、クセが抜けて万人に愛されるチームになっていくのか、それも野菜の品種改良のように適者生存の流れに沿っていくんでしょう、と思います。
蛇足1
プロレス的なヒール扱いってのはオイシイポジションなので、プロレス的に嫌いってのはそれはそれでいいんじゃないのかな。
蛇足2
所詮趣味なのでとにかく千葉ジェッツ大嫌い見たくもないってのもお好きに。僕に言われるまでもないでしょうが。
蛇足3
僕は嫌いなものについてはできるだけ言及もしたくないので、それはそういうことです。お察し下さい。
真のファンとは何だって話
真のファンとは新潟のベテランPGのファン!じゃなく・・野々村の・・または牙神幻十郎が出てくるゲームの・・もしくは初代の菊地のファンでもなく、本当のファンってことですね。そりゃそうだよ。
つい最近お前なんて本当の大阪ブースターじゃないよ!ってお叱りをなんか受けたので早速ネタにするんですけど。モチベーションはどこに転がってるかわからないものだね。
Twitter上やネットで真のファンとはー、本当のファンとはーって使われる時って大体は、チームが苦しいときに応援してこそ真のファンだ!とか、本当のファンなら何年前から応援してる!とかシーチケオーナーだ!オーセンティックユニフォーム持ってる!毎試合応援行ってる!アウェイも毎試合だ!生活すべてが推しだ!うわああああ!みたいなマウンティングに使われるわけですよ。
そういういかに頑張ってるか選手権みたいなのって終わりがなくって、わかりやすい尺度として金をかけたやつが偉いのかって話もあるんだけれど。
これもシーチケオーナーになるより毎回普通にチケ買ってる方がクラブの収入高いんじゃないか?とか言い出したらキリがないし、金銭的なとこでマウント取りしだすと、最終的にユニの胸スポンサー社長が真の真のファンってことにならんか?っていうね。
極論ってやつなので本気で突っ込まれても困る。
実際胸スポになるような大企業の社長がスポーツ観戦するのなんて年一とかじゃないかって気がするしな。
(Bリーグの偉い人が稼ぐが全てなんて本を出してるのでBリーグ的には金を出してくれる客が全てかもしれませんね。それならそれでいいんだけどチケットシステムがクソでお金払いづらいのなんとかしたらいいのにね。うふふ。)
観戦頻度や金銭面以外に目を向けると、チームのことを憂うのが真のファンだ、みたいなね。
でも単に負けた時に文句言ってるだけやんけってことが往々にしてあるわけでね。
Twitterで公式にクソリプ投げるのが真のファンってことになったらアレだね、試合に負けたチームのTwitter見に行ってさ、あ、こいつ真のファンだ!こいつも真のファンだ!って遊びができるから少し楽しいかも知れない。非公開リスト作って真のファン集めとかしてね。試合に負けたらリスト見に行ってニヤニヤするわけですね。
えーと、僕はやってないので誤解なきよう。
ボランティアで貢献するってのもあるね。
ボランティアも究極は試合時間に裏方をするのがあって、試合が見られないんですよ。クラブへの貢献はあるわけですけど。その分の人件費タダだから。
ここだけ真面目に書くけど、ボランティアの人がクラブに貢献したい気持ちでやってること自体は素晴らしいと思うしリスペクトの気持ちはある。でも、観たいはずの推しの試合時間も裏方やって試合がリアルタイムで観られないってのは本当はおかしいと思うの。
だからボランティアがないと回らないような零細クラブはともかくとして、千葉ジェッツみたいなBリーグのトップランナーが大きい利益を出しているのに関わらずファンの善意を使役しているのは僕には理解できない。
「稼ぐが全て」は結構だけど、地域の人の収入源を作って地域経済に寄与するのも地域貢献だしスポーツクラブの使命の一つでしょう?と思うのよ。
はい、真面目終わり。
あとはアレですね、浮気ですね。
他クラブの試合とか他スポーツ見に行ったら真のファンじゃない!ってのですね。
そんなに束縛したかったら鎖にでも転生しろって話ですよね。
もう一つ、ファン年数よね。
とりあえず今年観だした奴はにわか、去年もにわか、一昨年もにわか、Bリーグ初年度からもにわか、とりあえず分裂時代から見てないと偉そうな口を利くなあ!うわあああ!ってなやつのことですね。
それこそモントリオール五輪辺りからずっと観てるなら凄いっちゃ凄いと思うけども。偉そうに語らないならな。
でもそんな人がいるなら昔話は聞きに行きたいけど。やっぱ偉そうに語ってもいいや。
・まとめ
真のファンとは全試合観に行って他クラブ等に浮気をせずクラブに叱咤激励する古参ファン、コレだ!
まあ、ここまでやればどっから見ても真のファンって気はするよね。
あ、あとオールスター投票は毎日やって他の人にも啓蒙しないと僕みたいに偽ブースター認定されるらしいですよ!
急に真面目になると、あなたができる範囲で推しを推したら良いのだ、真のファンかどうかなんて他の人に認めてもらう必要などないしそんなことをする権利は誰にもない、と思うのです。
えー、最後に業務連絡。
関東遠征するエヴェッサブースターがあまりにも少なくて俺が泣いているので大阪エヴェッサブースターは積極的に関東に来てね。
真のファンって認めてあげるから。
スポーツ観戦の何が楽しいのか
趣味は?と問われたら素直にスポーツ観戦と答えてるんですけど、スポーツ観戦の何が楽しいの、てなことをたまに聞かれることがあるわけですね。
そんな時はスッとiPhoneを出して・・
こうやって納得を得ているわけです。嘘です。
あ、アルバルクチアリーダーズは技術高いから全員見に行くといいのだ。
気を取り直しました。
バスケなりスポーツを見る理由は人それぞれだと思うのですが、僕の場合は「筋書きがないから」。
一時は狂ったようにミステリー小説を中心に読書ばっかしてたことがありまして、このミステリーがすごい!とか本格ミステリーベスト10とかに名前が上がるようなやつは大体読んでるわって感じだったわけです。
で、ミステリー小説って殺され役のABCがいて怪しいDと真犯人Eと刑事と主人公と友人とその他モブがいて、お話を膨らませるために各登場人物のエピソードがあって、骨子となるトリックがあって、って大体そんな構造でしょ?
あんまり冊数読んでると作者の仕掛けがどこかを探すのが主眼になって、どうでもいいエピソードとかどうでもいいよってなってくるんですよホント。
作者側も今日日ただ単に人が死にましたさあ誰が犯人でしょう?ではウケないから手を変え品を変えって試行錯誤してるんで、ものすごーく凝った素晴らしい作品とか世に溢れてるんですけども。
なんかそういうのに疲れたの、アタシ。
ミステリーに限らず、スポーツ物の連載漫画にありがちなんですけど大体県代表くらいにはなるわけですよ。主人公チームって。
で、主人公チームがただ勝つ話にできないから一回戦は嫌な奴が相手で二回戦は楽勝だと思ったら誰かがトラブルで出れないとか障害を入れてーみたいな。
アタシ、疲れたのよ。
そんな都会で疲れた心にスポーツ観戦がばっちりハマったわけです。都会で疲れたわけじゃないけど。
最近書いてるブログの内容を読めばお分かりのように、データ見ながら次はどういう試合になるかなーとか予想しながら観てるんですけど、まあそんなに予想通りとかデータ通りには運ばないんですよね。
先の大阪三遠ゲーム2なんかは太田の意地が前面に出てて、オフェンスリバウンドを大阪の強いインサイドから陣もぎ取って、リバウンドの面では大阪に勝ってたんです。
なのでデータとか予想とか大好きなんですけど、そういうのを打ち壊すような人間の成長や輝きを見たいと思ってスポーツを観ているのかもしれない、とこの記事を書きながら思ったのでした。
一応オチと言う名の蛇足をつけておくと要は予想を裏切って大阪エヴェッサくんは優勝していいのよ、でもWin the Championship ってスローガンはバカみたいだから十年くらいネタにするぞ、ということを言いたい。
ちゃんとしたサラダになったかいぞく 対横浜ビー・コルセアーズ戦プレビュー
あいつ、昔はヤンチャだったけど最近はビシッとスーツ着て真面目に会社に通ってるよなあ・・って感じです。
なんの話かって?お隣の田村さん家の次男のコルスくんのこと・・じゃなく大阪エヴェッサの次の対戦相手横浜ビー・コルセアーズですね。
ビーコルとスーツと言えばこういうキャンペーンをやってるのでみんな応募してB-ROSEにエスコートしてもらったらいいのだ。
去年川村プロデュースネクタイ買って当たったけどバックヤードも見られるしなかなか貴重な体験だったわよ。(自慢)
・生まれ変わった海賊
貝賊といえば難波の座裏エリアにある貝料理居酒屋ですね。これからの時期酒蒸しの牡蠣で熱燗の日本酒とか最高でしかないよね。忘年会新年会にどうすか?
えーとなんの話だっけ?あ、ハマの海賊ですね。
・いっぱい入れ替えたよ
ビーコルと言えば去年までは守備ができないために安定した試合運びができず、外国籍の入れ替えも落ち着かず、川村や細谷が当たった時には大逆転勝利なんかはあるけどとても強いチームとは言えないチームでした。
トーマスウィスマンはBリーグ最初のチャンピオンになった栃木(現宇都宮)ブレックスを率いていた守備の指導に定評のあるコーチですが、去年の大阪エヴェッサがおでんの具でカレーを作ろうとしたようなチームだって例えをこないだ書きましたけど、去年のビーコルは肉だけ買ってきて30品目サラダを作ろうとしたようなチームでしたね。
複数年契約があるんで編成が必ずしもヘッドコーチの思うようにはならない、ってところが面白くもありますよね。他人事ならな。
ちなみにヘッドコーチが(おそらく)編成担当も兼ねてて予算が無い割に必要な選手を取ってくるっていう意味では京都の浜口炎ヘッドコーチは有能だと思います。1回予算関係なく好きに編成させたらどうなるかは見てみたい気もしますが、それはそれで意外とうまくいかなかったりするのかなって気もね。
ヘッドコーチが編成担当も兼ねてて潤沢に予算があるチームといえば今年ディフェンシブレーティングが最下位の・・え?毎回シーホースをネタにするのを止めろ?
すいませーん。反省してまーす。
・減った失点、変わらなかった得点力
去年の主力だった川村や細谷の代わりにアキチェンバースや生原と言った守備がうまく走れるメンバーを補強。
日本人の守備面が改善したのもありますが、ウォッシュバーンとレジナルドベクトンの加入によりインサイドの核がしっかりしたところが非常に大きく、トータルリバウンドは現在リーグトップの値を誇ります。
ここまでの11試合の平均では得点力は維持しながら失点が去年より10点減っており、それにより5勝6敗とBリーグ参入以降では最も高い勝率を維持しています。
得点面で見ると川村や細谷と言ったシュート能力の高い選手の放出によりスリーポイント%が32%から28%とリーグ最低の値になってしまいましたが、インサイドペイントシュートの確率が上がったこと、リバウンドの増加によりセカンドチャンスポイントが増えたことでその穴を埋めている格好です。
・大阪戦展望
インサイドが非常に強いチーム同士の対戦となるため、リバウンド合戦の成否が勝敗に直結する可能性があります。上で述べたようにスリーポイントの確率が高いチームではなく(ルーキーの秋山と外国籍のゴロマン以外は軒並み20%代)、ビーコルは外のシュートの打ち合いで勝てるチームではありません。
また、帰化選手のモリスの外のシュートがほとんどないため、スリーポイントライン付近でボールマンになった時や、スクリーナーになった時に意外と攻撃の展開がないという去年の大阪のような事態に陥ることがわりとあり、モリスの時間に攻撃が停滞しがちなところがあります。そういう意味では早い段階で外国籍をファールトラブルに陥れたい。
大阪もそうですが新加入が多い為にターンオーバーも比較的多く、走る展開を多く出したいところ。
・まとめ
インサイドの外国籍が強く、帰化選手がいて、ターンオーバーからの速攻を狙うという同じようなスタイルの2チームの対戦となります。
大阪はここから強豪と言われるチームとの対戦が続いていくこととなるので、生まれ変わった硬いビーコルの守備を打ち破るかが注目ですね。
修正を打ち破ったのは合田のスリー 対三遠ネオフェニックスGAME2
さて、GAME2です。
前夜敗れた三遠は外国籍をイーバンクスとカイルバローンに、大阪は変更なくハレルソンとオマラで戦いました。
スコアは以下の通り。
スコア的には同じような展開となったのですが、内容は大きく異なります。
・修正をしてきた三遠
昨夜インサイドを制圧されて負けた三遠は大きく戦い方を変えてきました。
それはスリーを多投しオフェンスリバウンドを頑張る、ということです。
スリーの試投数は20から32に増加、オフェンスリバウンドも6から17に増加し、トータルリバウンド数でも43対33と大阪を圧倒しました。
スリーは西川のタッチがよく1Qだけで4本のスリーを沈めるなどしたこともあり、大阪のディフェンスが広がった結果昨夜少なかったファールドローンも増え、前半についてはゾーンディフェンスも機能し修正はうまく行っていたように見えました。
・大阪の修正と、三遠が修正しきれなかったもの
後半になると大阪は今日大当たりしていた西川にアイラブラウンをマッチアップさせます。
守備の良いアイラがつくことにより西川が自由にスリーを打てなくなり、三遠の得点が停滞。
ここの采配が勝敗を分ける分水嶺だったと思います。
GAME1でも三遠のターンオーバー10に対しターンオーバーからの失点は14とあまり褒められた数字ではありませんでしたが、
GAME2ではターンオーバー12に対しターンオーバーからの失点が23と、ほぼ全てのターンオーバーが失点に繋げられてしまいました。
采配自体は基本的に当たっていても実行の部分で上手くいかなかったのかなあ、と。
合田のスリーが6/8と大爆発したことも手伝って大差の勝利を大阪が収める結果となりました。
くどいようだけど三遠は鈴木達也がいるいないで別のチームになるのでいないときに当たれたのは幸運だったなと。
寺園も成長著しいので今のままの成績で終わるようなチームじゃない、と思います。
・伊藤のスリーが地味に大きかった
伊藤達哉はスリーがかなり下手な部類でかなり開けられて守られてしまうことが多いのですが、三遠戦では一本ずつ決めました。
完全に開いたら打つ、3割くらいは入るとなると相手の守り方も変わってくるので、これは継続してもらいたいなあと。
・次は横浜
次は守備のいいチームに生まれ変わったビーコル戦。
結構難敵だと考えてるので楽しみよね。
ジョシュハレルソンさんと伊藤達哉さんありがとうございました 対三遠ネオフェニックスGAME1 レビュー
せっかくプレビューを書いたので答え合わせも書いてみようの巻。
その1 おさらい
三遠戦プレビューをまとめると
・三遠はインサイドの守備が強くない
・ターンオーバーも多め
・スリーは全体的に入る選手が多い
・鈴木達也が出るなら別のチームになるから要注意
ということを書きました。
その2 ハレルソンさんと伊藤さんが凄かったGame1
Game1の外国籍は大阪がハレルソンとオマラ、三遠がデビンイーバンクスとジェシーゴーバンでした。
チームスコアは以下の通り。
・勝敗を分けたのはファール
特に3Qに差が開く結果となったわけですが、北原がこのクオーターに4ファールに到達するなどガード陣にファールが溜まってしまったため伊藤達哉のドライブを全く抑えることが出来なくなり、結果として大阪が自由にスペースを使えるようになったところが大きかった。
三遠は3Q残り3分から全く得点できず、クオーター終了まで12-0のランを喫してしまいます。
大阪は帰化選手のアイラがいるためどうしてもどこかにミスマッチが発生するので相手はファールが多くなりがちで、この試合もそういう試合でした。
チームファールは大阪の7に対して三遠が18。
伊藤達哉が1人で驚異の7ファールドローンを叩き出しており、15点取ったスコアリングもさることながら勝利に貢献した素晴らしい働きでした。
・上手くいっていなかった三遠のインサイド
トータルリバウンド数は大阪38(DR31、OR7)に対して三遠が29(DR23、OR6)。
これだけ見るとそこまで大きい差はないのですが、内容に大きい違いがあります。
正解は次週!はい、嘘です。
一滑りしたところで何かを説明すると、三遠のイーバンクス、ゴーバン、太田のインサイド陣と、大阪のハレルソン、オマラ、アイラのインサイド陣が取ったリバウンドの差なんですね。
大阪の3人が取ったリバウンドが25/37(67%)と取るべき人間がリバウンドを取っているのに対し、三遠の3人が取ったリバウンドは12/29(41%)と、半分を下回ります。(3人合わせた出場時間は大阪の方が4分ほど長いがそこまで大きくは影響しないと考える)
何が問題かというと要はインサイドを大阪に制圧されていたってことなんですよね。
(なおルーズボール取られすぎだろ大阪!って話はある。あんまりルーズボール取りにいかない印象あるんですよね)
ハーフタイム時点でジェシーゴーバンが7点でスコアリーダーでしたが、後半は守備の修正の賜物か1点も取れず。
フリースローのアテンプトも全員で4本に留まりました。(大阪は12本)
インサイドを制圧され、ガード陣が伊藤や合田に翻弄され、試合毎に当たり外れの大きいハレルソンのスリーが当たり日だった・・等が積もり積もって大差となったGAME1でした。
画像やスタッツはBasketballnavidbさんの引用です。